嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
蓮也が来るのに寝れる訳もなく、数十分が経ち玄関のインターホンが鳴り響いた
どうしよう…蓮也が来ちゃった
寝たフリするべきかな。でも、二週間振りに会える訳だし、わざわざ此処まで来てくれたのに寝たフリするのも気が引けちゃうし…
どうしよう…
寝たフリは…駄目だよね…
思い切って玄関へと歩み寄り、ドアを開けば目の前には大好きな人、蓮也が立っていた
ずっと…会いたかった…
私の誰よりも愛おしい人。