嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
ごめんなさい…蓮也
どうしてあの時、あんな事になってしまったんだろう。どうして私…蓮也じゃないって気付かなかったんだろう
どうして…お酒なんて飲んでしまったんだろう…
大好きな人を傷付けてしまった
もう…幸せな頃に…戻れないの?
「蓮也…っ…蓮っ、也……蓮…っ……いやぁぁああ!」
幾ら泣いても、駄目…
虚しさと申し訳なさに支配され、胸が苦しい
もう…やだ…
私なんて…いなくなってしまえばいいのに…。