嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
動画を削除して貰ったら直ぐに帰ろう。勿論、簡単に削除してくれるなんて思ってない
どの様な事になっても、私は怯まない。蓮也と離れる事以上に恐い事なんてないんだから
暫くしてホテルに着き言われた部屋へと入ると、そこにいる人を見て私は絶句した
そこに居たのは、男数名と蓮也の幼なじみだった
「何であんたがいるのって顔してるね。私がいて、びっくりした?」
「…どうして貴女が」
「まだ気付かないの?全部、私が考えた事なんよー。あんたは私の罠にまんまと引っかかってくれたって訳」
…嘘…全部この子が…?