嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


「…出来る出来ないは自分の目で確かめたら?レイプされるくらいならこうした方がいい…」



両手でナイフを握り締め尖った刃先をお腹へと向ける。蓮也…ごめんなさい…


貴方に助けて貰った命なのに私、無駄にしてしまうかもしれない。酷い女だよね私…ごめんね…ごめん…



「なっ、なっ…どうすんだよ…」


「あんたら情けないな!何してるん!?早くナイフ取り上げて!」



幼なじみの声と共に私へと向かって数名の男が手を伸ばし、ナイフを取り上げ様とする


このままじゃ駄目…



「…っ…!!」



手に握り締めていたナイフを力一杯引き、お腹へと突き刺した。



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