嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「やっ、やべぇ!」
「俺…し、知らねぇ…」
数名の男がバタバタ足音を立て去って行く。私…レイプされずに済んだんだ…幼なじみの前で無様な姿見せずに済んだんだ……良かった…
「……はぁ…っ…」
「あ、あ、あんた馬鹿じゃない!?本当に刺すなんて…信じらんない!」
お腹がきりきりと痛む。まだ…痛み感じるんだ…。それに、苦しい……このまま、死んじゃうんだ私…
良かった…幼なじみの思い通りに行かなくて。好き放題されなくて…良かった…。