嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


まんまと嵌められちゃったけど…思い通りにならなくて、良かった…



「…っ…はぁ…はぁ…」



片手で腹部を抑えながら座り込み、ベッドへ身を凭れさせる


幼なじみは言葉を失ったまま部屋から出て行った


血の気が引いてるのか、凄く寒い。私、罰が当たったんだ。蓮也を裏切った罰が当たったんだね


蓮也が部屋に来て、抱き締めてくれた時、凄く暖かかった。とっても……嬉しかった…


蓮也…例えどんな事情があろうとも、貴方を裏切ってしまった事…本当にごめんなさい。



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