嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
最後まで、私の事を信じてくれた事本当に嬉しかった。それなのに、貴方を傷付けてしまってごめんなさい
こんな私を許して欲しいなんて都合の良い事言えない
裏切った私が…こんな事思うの、おかしいかもしれないけど…
蓮也には幸せになって欲しい
本当は一緒に幸せになりたかったけど…私はもう、そんな資格ないし
もう駄目だと思うから…
蓮也、幸せになってね
ずっと…元気でいてね。
「…蓮也……さよう…なら…」
呼吸が疎らな中、目を閉じた。