Christmas present for you!
「インターポールか…。
ああそうだな。

クリスに事情を話しておいて損はない。」



「承知いたしました。
失礼いたします。」



安部が去った部屋

静まりかえった部屋は
なんだかすごく広く


寒くもないのに
自分の手が震えているのに
気がついた



「まいったな…。」


鈴が居なくなっただけで
これだ…


気丈にふるまってはみるものの

内心は
鈴を失ってしまう事の恐怖で
押しつぶされそうだった



鈴…



どうか

無事でいてくれ…




窓の外を見上げると


ニューヨークの空は
不機嫌に雲を降ろし


雨をちらつかせていた
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