Christmas present for you!
「…はい。
では今日はここまでにいたしましょう。」
教育係のサリマンが本を閉じると
雪乃は大きく伸びをした
「ありがとうございました。」
雪乃が頭を下げると
サリマンは微笑んで
恭しく頭を垂れる
「こちらこそ、ありがとうございました。
今日は冷えますので
どうぞ体調にはお気を付けください。」
サリマンが去って言った部屋
雪乃はふいにい窓の外をのぞくと
灰色空から
白い物が降ってくる
まさか…
思わず
雪乃は外い駈け出した
中庭に出て
天を仰ぐと
やはり白い塊は降ってきて
雪乃の手のひらに落ちると
冷たさを残して消えていった
「雪!?」
この世界でも雪なんて降るの!?
「ユキノ?どうした?」
その時
雪乃の体が伸びてきた手に抱き寄せられ
厚手のマントに捕えられた
見上げた先には
深い藍色の瞳と流れる銀糸
「クリス様…。」
「何をしている?
寒空に羽織もなしで外に出るとは
感心しないな…。」
クリスの優しいとがに
雪乃は肩をすくめる
では今日はここまでにいたしましょう。」
教育係のサリマンが本を閉じると
雪乃は大きく伸びをした
「ありがとうございました。」
雪乃が頭を下げると
サリマンは微笑んで
恭しく頭を垂れる
「こちらこそ、ありがとうございました。
今日は冷えますので
どうぞ体調にはお気を付けください。」
サリマンが去って言った部屋
雪乃はふいにい窓の外をのぞくと
灰色空から
白い物が降ってくる
まさか…
思わず
雪乃は外い駈け出した
中庭に出て
天を仰ぐと
やはり白い塊は降ってきて
雪乃の手のひらに落ちると
冷たさを残して消えていった
「雪!?」
この世界でも雪なんて降るの!?
「ユキノ?どうした?」
その時
雪乃の体が伸びてきた手に抱き寄せられ
厚手のマントに捕えられた
見上げた先には
深い藍色の瞳と流れる銀糸
「クリス様…。」
「何をしている?
寒空に羽織もなしで外に出るとは
感心しないな…。」
クリスの優しいとがに
雪乃は肩をすくめる