Christmas present for you!
翌朝


中庭に出た雪乃は
目の前の光景に言葉を失った


「…!!?」


呆然と立ち尽くす雪乃の前には

昨日まで何もなかった
池のほとりに

真っすぐ天に向かって伸びる
大きなもみの木

しかも
雪化粧まで施してある



「な…なに?これ…。」


立ちつくす雪乃の前に
ジャンがやってきた


「おはようございますユキノ様。」


「お。おはようございます。」


きちんと挨拶するジャンに
雪乃は慌てて頭を下げる


「こんなところで立っていては
またクリス様に叱られますよ?」


昨日体を冷やすな
といわれたのを思い出して
雪乃はストールを巻きなおした



「それより、ジャンさん。
これはいったい…?」






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