ハ・ジ・メ・テ!

「勝手にすれば…」

「おいおい…そんな言い方。」


パパはいつもママの肩をもつ。

パパ達は自分の事しか考えてない。


「勝手にロサンゼルスでも何でも行っちゃえば。」

「…さちは出来る子だから大丈夫よね?」


そうやってママはいつだって…


「大丈夫よ…。」

「無理すんなよ〜じゃあ、来ればいいじゃん。」

「大丈夫だってば!!一人暮らしがしたかったんだから。」


けんちゃんの軽口を交わして
私は床に置いたバッグを掴んだ。


こんな自己中な家族ならいない方がマシ。


「じゃあ…もう寝るから。」


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