ハ・ジ・メ・テ!
好きな人
輝くくらいに青かった空が徐々にくすみだす。
冬の太陽は短い。
チャイムは夏と同じ時間に鳴るのに
窓から見る校庭は夕焼け色なの。
「さち!!」
担任に日誌を届けた後、教室に戻るとみっこが
窓から身を乗り出していた。
親友みっこの声はよく響く。
少し低めの透き通った声。
昔から変わらない。
「ほらほら。」
爪に綺麗なピンク色をのせた指が
窓の外を指差した。
その先には
憧れの佐々木先輩。
「はー…今日も格好いい。」
私の
大好きな先輩。
冬の太陽は短い。
チャイムは夏と同じ時間に鳴るのに
窓から見る校庭は夕焼け色なの。
「さち!!」
担任に日誌を届けた後、教室に戻るとみっこが
窓から身を乗り出していた。
親友みっこの声はよく響く。
少し低めの透き通った声。
昔から変わらない。
「ほらほら。」
爪に綺麗なピンク色をのせた指が
窓の外を指差した。
その先には
憧れの佐々木先輩。
「はー…今日も格好いい。」
私の
大好きな先輩。