ハ・ジ・メ・テ!

(え…なんで?)



恐る恐る家に入ると
リビングの電気がついていた。


カチャ


「あ、サチコ。おかえり〜」


そこには
普通にソファでくつろいでいるジュンソンがいた。


「ジュ…ジュンソン!?」

「サチコ!!カギ開いてたですよっっ、ブヨウジンです!!」

「無用心って…(よくそんな言葉知ってるな。)」


ジュンソンはそこから私のカギをシュッと投げた。


「ぁ」


カギは私とジュンソンに綺麗な虹を描くように
すっぽり私の手の中に飛んできた。


「ナイスキャッチ♪」


ジュンソンはニコッと笑った。


どきん


「また…紅茶飲みにきました☆」

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