ハ・ジ・メ・テ!

「ん〜やっぱり美味しいナーうははっ」


ジュンソンはよく笑う。

それは
なんだか心地好かった。


だけど私は
また自信をなくしていた。


「はぁ、私…カギかけ忘れてたんだぁ…」


なくて当たり前だ。
閉めてもなかったわけで…

「朝、急いでましたか?」

「いや…別に。。。」


はぁー…
本当にバカ。


やっぱりみっこ達の言ったとおり…



私は一生バカ幸子だ。



「んー大丈夫ッ!!僕もパスポートよくなくしますっ〜!」


ジュンソンは励まそうと一生懸命に明るく言ってくれた。


優しいなぁ…


ん…?




「パスポート…」














「ジュンソン!!」

「えっ!?」

「ねぇ、私と一緒に住んで欲しいのっ」



私は本当にバカなのかもかもしれない。



どこの誰かもわからないこの人と

ハジメテの同棲をしようとしていた。


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