ハ・ジ・メ・テ!

「普通あけないもん。あけないもん。あけないもん…。」

「えー…だってタオルってゆうからぁ…」


ソファで体育座りでへこんでいる私の後ろで
ジュンソンが髪の毛をガシガシふいている。


そんなに激しくふいたら
せっかくのサラサラの髪の毛が痛んじゃうよ。


なんて
今は関係ない…



男性の裸なんて
小さい頃にパパのを見たくらい。


どんなだったか
記憶も全然ない。



「前は隠しましたよー!!」

得意げなジュンソンはソファのすき間にボスンと座る。


「お尻見えたもん!!///」


「へへ。自慢のお尻〜♪」


ジュンソンはどれだけ脳天気なのかな。

恥ずかしいとかないわけ!?


「ん?」


ジュンソンは私の頭をぽんと撫でた。


「怒んないで?気をつけますから〜…」


ジュンソンの声って
なんか不思議。


人を落ち着かせる。


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