ハ・ジ・メ・テ!
ハジメテの喧嘩
「パーティー?」
「うん。幼なじみがね…したいんだって。大丈夫?」
みっこ達にシェア相手を見つけた事を報告したら
すぐに食いついてきた。
この前の泥棒疑惑のヤツだって分かったら
また何か言われそうだから
パパの友達の息子とでも説明しなきゃ。
でも…
「ね…ジュンちゃんはさ…なんで私の家にいたの?」
「あー…うん。ちょっと散歩しててさ、疲れちゃったからぁ…っかな。」
カタコトなんだか
しどろもどろなんだか
分からない。
一緒にいて
ジュンソンがいい人だって思う。
自分の直感を信じたいけど…
「とりあえず…悪い人じゃないですからぁ…安心してください。」
ほ…
だよね?
「あとさ…もう敬語じゃなくていいよ?」
「ケイゴ?」
「もっとさ…友達と話すみたいに…」
うまく言えないけど
ジュンソンとはもっと仲良くなりたかった。