私のいとこは変質者だ(に恋をした)



ヒカル「ハアッハアッ…びっくりしたあっ」


┏━━不在着信一件━━┓
┃   22時17分    ┃
┃   雪見昌    ┃
┗━━━━━━━━━━┛


ヒカル「昌?!こんなときに何よ…」


プルルルップルルルップルルル


ヒカル「もしもし…何よ」


昌『もしもし。ヒカル、悪いことしてないかと思って。』


ヒカル「!!本当あんたって妙に鋭いわね。終わったことだからもういいけど、さっき私、白川公園にいってたの。」


昌『やっぱり。まあこうやって私達電話してるんだから大丈夫だと思うけど、どうだった?』


ヒカル「怖かったわ。でも、噂なんて根も葉もない嘘。いたけど、デブスでも中肉中骨でも女でもなかったわ。」


昌『へえ?』


ヒカル「まあ単純に、"イケメン"って言ったら早いわね。でも、何されるかわかんないから逃げちゃった。」


昌『それが正解よ。さあ、もう噂の変質者も見れた訳だし、明日からはもう関わらないことね。』


ヒカル「それはできないわ。だって、奴が何をしてるのか気になるじゃない。明日また見に行く。」


昌『ダメよ。』


ヒカル「ウソよ。私もう寝るわ。お休み。」


昌『ちょっとまって、話はまだ…』


プツンッ



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