恋する猫は、月の下~母さんの昔話~

リクの決断

それから、清汰の縁談の準備は、何もかもが着々とすすみ

屋敷は、いつにもまして忙しく、華やかににぎわっていきました。

清汰も多忙になり、リクは清汰に会えないどころか

姿さえ見かけることが難しくなりました。

清汰に会えないことは、リクにとって、気のふさぐような毎日でしたが

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