恋する猫は、月の下~母さんの昔話~
清汰に出会えただけで

リクは充分に幸せでした。


このまま清汰のそばで、清汰の大切な人を妬み、すさんだ気持ちのまま清汰につかえることより

リクは清汰のもとを去るこが、もっとも正しい決断だと信じました。


清汰の幸せを、ようやく心静かに願えるように落ち着いたリクは


清汰を想いながら安らかに瞳を閉じ、眠りました。

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