恋する猫は、月の下~母さんの昔話~
なかなか泣きやまない、白チビ猫の耳を
しま兄がカプッと噛みました。
「いたぃ!!」
「だったら、もう泣くな。泣いたらまた噛むぞ」
白チビ猫が、ひくひくと泣くのをこらえていると、黒兄が言いました。
しま兄がカプッと噛みました。
「いたぃ!!」
「だったら、もう泣くな。泣いたらまた噛むぞ」
白チビ猫が、ひくひくと泣くのをこらえていると、黒兄が言いました。