恋する猫は、月の下~母さんの昔話~
猫は時々、清汰の悩みを聞いたりもしました。

清汰が夜、布団の中でふとこぼす、愚痴や悩みを聞くのが猫は好きでした。

普段はりんとして、しっかり者の清汰が幼い子供みたいに可愛く見えて

ほんわりと暖めてあげたい、そんな気持ちになるのです。

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