恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
あたしがしま兄を睨むと、しま兄はクハッとあくびをして目を閉じた。


あたしの知っている場所は、いつも暖かい。

一人ぼっちなんて知らない。

知りたくもない。

いつまでも、ここにいたいと思う。

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