恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
聞き慣れない名前に、ぴくんと耳だけが反応した。
けれど、すぐにそれが恵都の声だと知り、あたしは体ごと、声の方を振り向いた。
けれど、すぐにそれが恵都の声だと知り、あたしは体ごと、声の方を振り向いた。