恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
大切なものを失った彼の寂しさが

なぜか、痛いくらいに伝わってきた。


あたしが、何かしてあげられたらいいのに…


会ったばかりの、知らない彼なのに

自然とそんな気持ちが浮かんだ。


「そうだ。妹の絵があるんだけど、うちに見に来る?」
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