恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
あたしは、ぴくっと身震いをし、棒を飲み込んだように体が固まった。

マシロ…


素敵な名前…


あたしを呼んでくれたの?

あたしは自分では思いもつかない素敵な響きの名前に

うっとりと目を細め、その場にへたり込んでしまった。

< 24 / 143 >

この作品をシェア

pagetop