恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
あたしは肺のあたりが、きゅーっと苦しくなり、背中を丸めた。

心ないことを聞いてしまった自分の愚かさを悔やむと同時に

恵都の悲しい気持ちが全身にのり移ったように体が重くなる。
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