恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
大切なものを忘れるということは

怖くて、寂しい。

あたしは、ずっとこの場所にいたい、そう思っていたはず…


それなのに

自分の中で渦巻く感情が抑えきれない。

怖いと思いながらも、その感情が導く先へ行ってみたいと思っている。

あたし……


何がしたいんだろ……

わからない…

何もかもが、わからなくて、ただ怖くなる。


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