恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
第三章
恵都の家
「うちに、来てくれないかな…」
ある日の別れぎわ、恵都が言葉をしぼるように言った。
「うちって、恵都の家?」
「そう、僕の家」
もし、よかったらでいいんだけど…と申し訳なさそうにつけ加えた恵都に
あたしは、あんぐりと口を開けたまま、ぼーっとしていた。
恵都の家に行ける…?
どうしよ…
すごく
嬉しい……
ある日の別れぎわ、恵都が言葉をしぼるように言った。
「うちって、恵都の家?」
「そう、僕の家」
もし、よかったらでいいんだけど…と申し訳なさそうにつけ加えた恵都に
あたしは、あんぐりと口を開けたまま、ぼーっとしていた。
恵都の家に行ける…?
どうしよ…
すごく
嬉しい……