恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
恵都の中から消えた寂しさと代わるようにして

何か別の感情が加わったように


恵都の瞳は強く輝くようになった。


その瞳は、あたしの知らない何かを、しっかり見つめていて



あたしは


不安で



押しつぶされそうだった。
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