忘れないからね。

膨らんでいく私の恋心

眠りから覚めて、私はすぐに携帯を確認した。どうか、現実でありますように...
ゆっくりと携帯の着信履歴を確認した。21時33分の所にはちゃんと教授の名前が打ってあった。私は「やった~!昨日のは夢じゃなかったんだ!!」と又、一人で興奮した。
それから一か月が過ぎた。その一か月間、私は毎日が幸せやった。以前なら、苦しくて乗り越えられなかった事も教授に出会ってからは、簡単に乗り越えられるようになっていた。毎日が楽しくて、仕方が無かったし、一人でにやけたりする回数も増えていった。ぱっと見上げた空の色はあまりにも綺麗すぎて、見とれてしまう程やった。
これまでは毎日が苦痛の連続で、何の為に生きてるんやろ。って無駄に悩んだりもしていた。やけど、それが嘘のように、私が生きていること自体が幸せっていうことに気づいたりもした。
毎晩、音楽を聴きながら、一人教授のことを考えていた。
その時は、HYのsong forを聞いては共感しながら泣いていた。
「アナタの元に行きたいのに 行けない悲しさを越えて もっと強くならなきゃ 強くならなきゃ」
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