紅い私書箱 -短編-
「えっ」




佐々見部長は、

ゆっくりと近づき…



悠紀子を後ろから抱きしめた



「やっやめて下さいっ!」

とっさにはね退けた悠紀子は、

佐々見の予期せぬ行動に驚く。



「なっ何するんですか!?」


「さすがに

こういう時は、大きな声が出るのか?」


「なっ」


佐々見は、

悠紀子を見ながらあざ笑い、

再び

悠紀子に抱きついた。



今度は、
力強く悠紀子を捕え、

悠紀子を押し倒した。


悠紀子の体の上に
佐々見は覆い重なる。


「やっ!…っ!やめてっ…」


悠紀子は
必死で抵抗する。



しかし、


力付くで押さえ付ける
佐々見の力は
もの凄い




「っ!…やめ、て…」


佐々見は、

悠紀子の胸元の衣服を
破り開いた。



「っ!!

いやーーー!!!!」








悠紀子は、


誰もいないオフィスで、




父親程の歳の差の佐々見に







犯された ―――

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