恋愛アシンメトリー!
「Adeって名前…霞さんが仕事で使ってる名前と同じだからもしやと思って、イラスト拝見させて頂いたんです」
そしたらやはり画風が似ていて…と笑うシローさん。
「ど、どういう…え!?」
俺が戸惑いを隠せないで居ると、シローさんは優しく笑いながら、二次審査は僕も立ち合ったんですよと口にした。
瞬間、顔から火が出るかと思った。
こんな偶然が有って良いのだろうか。
「それからずっとAdeさんが気になってて…そんな折、赤井から嗤い屋って小説面白いのかと聞かれましてね」
さぁどうだろうと答えれば、赤井は霞さんがやたら絶賛して読めと言って来るんだと溜め息を零したんです。と口にするではないか。
そこで初めて俺の存在を知ったシローさんは、その時から俺を気にしていたらしい。そんなある日、あっちゃんから偶々俺の仕事で使ってる名前を聞き、気になって調べたらドンピシャだったと言うでは無いか。
俺はもう恥ずかしいやら何やらで顔が火照るのが自分でもよく解った。
そんなシローさんもなかなか俺を紹介してくれと言い出せなかったらしく、気付けば五年の歳月が過ぎていたと言う。
「霞さんは、凄い人だなって見学している時何時も思ってました」
必ず誰かしら差し入れに来るし、頼られるし、仕事はキチンとこなすし…何より、男女平等と言えど相変わらず男子優勢の世界で、堂々と男と渡り歩く姿は格好良いと思います。なんてシローさんが笑えば、そんな細かい所まで見られていたのかともう羞恥が酷すぎて溶けるんじゃないかと思った程だ。
こんなに誉められたの、何年ぶりだろう。
「あの、シローさん…誉め過ぎです」
俺は落ち着く為に紅茶を口に含む。
「でも、会えて嬉しいです」
「私もです」
駄目だ、恥ずかし過ぎてもう前を向けない。
「あ、最初から仕事の話しばかりしてすみません。一応話しておきたかったんでつい…」
「否、私も聞けて良かったです!!まさか会えるなんて思って無かったんで…」
思わず顔を上げれば、そこには笑顔のシローさんが居て、ヤバいと思った。
これは、不味い。
「し、シローさん…取り敢えず、店を出ませんか?」
このままじゃ俺、確実に乙女モード入る。この現場を誰かに抑えられるのは非常に不味い。
一刻も早くSAMURAIから脱出しなければ!!
「はい、そうですね」
そしたらやはり画風が似ていて…と笑うシローさん。
「ど、どういう…え!?」
俺が戸惑いを隠せないで居ると、シローさんは優しく笑いながら、二次審査は僕も立ち合ったんですよと口にした。
瞬間、顔から火が出るかと思った。
こんな偶然が有って良いのだろうか。
「それからずっとAdeさんが気になってて…そんな折、赤井から嗤い屋って小説面白いのかと聞かれましてね」
さぁどうだろうと答えれば、赤井は霞さんがやたら絶賛して読めと言って来るんだと溜め息を零したんです。と口にするではないか。
そこで初めて俺の存在を知ったシローさんは、その時から俺を気にしていたらしい。そんなある日、あっちゃんから偶々俺の仕事で使ってる名前を聞き、気になって調べたらドンピシャだったと言うでは無いか。
俺はもう恥ずかしいやら何やらで顔が火照るのが自分でもよく解った。
そんなシローさんもなかなか俺を紹介してくれと言い出せなかったらしく、気付けば五年の歳月が過ぎていたと言う。
「霞さんは、凄い人だなって見学している時何時も思ってました」
必ず誰かしら差し入れに来るし、頼られるし、仕事はキチンとこなすし…何より、男女平等と言えど相変わらず男子優勢の世界で、堂々と男と渡り歩く姿は格好良いと思います。なんてシローさんが笑えば、そんな細かい所まで見られていたのかともう羞恥が酷すぎて溶けるんじゃないかと思った程だ。
こんなに誉められたの、何年ぶりだろう。
「あの、シローさん…誉め過ぎです」
俺は落ち着く為に紅茶を口に含む。
「でも、会えて嬉しいです」
「私もです」
駄目だ、恥ずかし過ぎてもう前を向けない。
「あ、最初から仕事の話しばかりしてすみません。一応話しておきたかったんでつい…」
「否、私も聞けて良かったです!!まさか会えるなんて思って無かったんで…」
思わず顔を上げれば、そこには笑顔のシローさんが居て、ヤバいと思った。
これは、不味い。
「し、シローさん…取り敢えず、店を出ませんか?」
このままじゃ俺、確実に乙女モード入る。この現場を誰かに抑えられるのは非常に不味い。
一刻も早くSAMURAIから脱出しなければ!!
「はい、そうですね」