恋愛アシンメトリー!
「語弊が有る言い方辞めてくれ。実際問題、二十代じゃ成功してへんクリエイターなんざ給料もたかが知れてるだろ?だから安定するまでは考えらんねーの」
成る程。
思わず頷いた。
確かに不安定な収入で結婚なんて大それた事考える訳無いか。
否、それにしたって憧れぐらい無いのかよ…。
全く夢の無い男だ。
かと言って、俺が夢の有る女かと言えば微妙だ。
二十代で結婚したいとは思いつつも、結婚に対して具体的なイメージは何一つ持って居ない。
取り敢えず、生活苦は嫌…程度だ。
そんな俺が果たして夢…有るのか?何て自問自答は辞めよう。
阿保らしいだけだ。
「まぁ、話戻して悪いがよ。お前も霰ちゃんの姉貴だろ、もうちょい二人に協力して…」
「あーあー聞こえないー!」
「霙…」
「解ってるよ、あの万年バカップルの事はちゃんと考えてます」
軽く睨んで来るあっちゃんに嫌そうな顔を向けながらも、俺は渋々頷いた。
今度涼二朗と連絡取らねばなぁ…。リア充野郎と話すとか何かものそい気が乗らないがまぁ…しゃぁないか。
「さっきも言ったけどさぁ、もうお互いに二十歳越えたんだから好きにしろってんだよ」
何が言いたいかと言うと、巻き込むなという話しだ。
「だから親御さんに話すタイミングとかの問題だろ」
知るかんなもんと言いたいが、昔からあっちゃんは霰贔屓なので大して反論出来ない。
尤も、俺もあっちゃんの弟贔屓なのでお互い様と言ってしまえばそれまでだ。
「そういやぁ三和子ちゃんは?」
「三和子?あー…もしかしたら霰ちゃんの事何か知ってるかもなぁ」
三和子ちゃんと言えばあっちゃんの妹で、霰の一つ上で…まぁ霰の憧れの先輩だ。
霰の事だから何か三和子ちゃんに相談しているかもしれない。それならそれで何の問題も無い。三和子ちゃんはあっちゃんと違って品行方正の鏡だからな。正しき道に導いてくれる筈だ。
「とは言え三和子もまだ21だぜ?大人の世界コンニチハ状態だ。お前が涼に協力するしかねぇだろ」
っち、そう言えばそうだった。
三和子ちゃんってシッカリし過ぎてるから五歳も年下って事忘れちまうんだよな。シッカリしていても若い事に変わりはない訳で…まぁ結局解らない事はまだまだ沢山だ。
「どの道彼奴等に加担しなきゃなんねぇのかよ」
「ドンマイ、霙」
「ドンマイじゃねぇ!!」
もう良い。
そんな事より今は自分の事だろ俺!!
成る程。
思わず頷いた。
確かに不安定な収入で結婚なんて大それた事考える訳無いか。
否、それにしたって憧れぐらい無いのかよ…。
全く夢の無い男だ。
かと言って、俺が夢の有る女かと言えば微妙だ。
二十代で結婚したいとは思いつつも、結婚に対して具体的なイメージは何一つ持って居ない。
取り敢えず、生活苦は嫌…程度だ。
そんな俺が果たして夢…有るのか?何て自問自答は辞めよう。
阿保らしいだけだ。
「まぁ、話戻して悪いがよ。お前も霰ちゃんの姉貴だろ、もうちょい二人に協力して…」
「あーあー聞こえないー!」
「霙…」
「解ってるよ、あの万年バカップルの事はちゃんと考えてます」
軽く睨んで来るあっちゃんに嫌そうな顔を向けながらも、俺は渋々頷いた。
今度涼二朗と連絡取らねばなぁ…。リア充野郎と話すとか何かものそい気が乗らないがまぁ…しゃぁないか。
「さっきも言ったけどさぁ、もうお互いに二十歳越えたんだから好きにしろってんだよ」
何が言いたいかと言うと、巻き込むなという話しだ。
「だから親御さんに話すタイミングとかの問題だろ」
知るかんなもんと言いたいが、昔からあっちゃんは霰贔屓なので大して反論出来ない。
尤も、俺もあっちゃんの弟贔屓なのでお互い様と言ってしまえばそれまでだ。
「そういやぁ三和子ちゃんは?」
「三和子?あー…もしかしたら霰ちゃんの事何か知ってるかもなぁ」
三和子ちゃんと言えばあっちゃんの妹で、霰の一つ上で…まぁ霰の憧れの先輩だ。
霰の事だから何か三和子ちゃんに相談しているかもしれない。それならそれで何の問題も無い。三和子ちゃんはあっちゃんと違って品行方正の鏡だからな。正しき道に導いてくれる筈だ。
「とは言え三和子もまだ21だぜ?大人の世界コンニチハ状態だ。お前が涼に協力するしかねぇだろ」
っち、そう言えばそうだった。
三和子ちゃんってシッカリし過ぎてるから五歳も年下って事忘れちまうんだよな。シッカリしていても若い事に変わりはない訳で…まぁ結局解らない事はまだまだ沢山だ。
「どの道彼奴等に加担しなきゃなんねぇのかよ」
「ドンマイ、霙」
「ドンマイじゃねぇ!!」
もう良い。
そんな事より今は自分の事だろ俺!!