純愛♡ごっこ
「なぁ、ユーナ。なんで隠すねん‥。」
案の定、恭介は納得しない。
「別に♪ほんまのことやもん。No Problemや。」
キモチは嬉しいけど、今ここでホントのことを打ち明けたところで、シンを怒らせるだけ。
それに、もう、こんなことにはならないはず。
あたしは、話を逸らせた。
「それより、恭介、マミに報告受けたん?」
「あぁ、さっきな‥。」
─ あれ?
恭介の声に張りが無いことが、なんとなく気になった。
気になりつつも
「おめでと♪恭介もパパやな。」
そう言った時‥。