純愛♡ごっこ
「オマエ、なに男とヘラヘラ話しとんねん!」
キレ易い性格のシン。
その顔は、怒りで真っ赤になっている。
あたしは何故か、それを冷めた目で見ていた。
「幼なじみやん。話したやろ?マミのカレシって。」
「なんで、そいつが夕凪の顔を心配するんじゃ!オマエに気があるんちゃうんか!?」
嫉妬で醜く歪んだ顔が更に赤くなる。
「関係無いし‥。ほんまに、ただの友達やもん‥。」
どんなに説明しても、逆上しているシンは納得してくれなくて‥。
怒り狂った彼は、あたしを強い力で蹴った。