純愛♡ごっこ
「とりま、奈月ちゃんに電話しよか。オレだけやと、ユーナちゃん不安やろ?」
早速、奈月に連絡を入れてくれたタッキーに、あたしは再度お礼を言った。
知り合いと言っても、一度しか会っていないのに、親切な彼が神様に見える。
どうにかキモチは落ち着き、あたしは、いつになくオシャベリになっていた。
「タッキー、仕事じゃ無かったん?」
「今日は久々、スケボーのチームのヤツらと駅前で集まっててん♪ほんまやったら、今頃は仕事やけどな。」
「運命やね♪マジ感謝やわ♪ありがとぉ。てか、タッキー、いくつやった?あたしと同い?」
「店ではハタチゆーてる。でも、ほんまは18やで。免許も取り立て♪運転はプロやけどな。」
「え?まだ18なん?」
「そ♪見えへん?」
話している内に彼のアパートに着き、あたしは部屋に案内された。