純愛♡ごっこ
 

「タツキはコンビニ行ってるよ。もうすぐ帰って来るわ。」


「あ、じゃァ、待たせて貰お♪」



─ 良かった‥

  シンじゃ無かった‥



落ち着きを取り戻すのに、まだ時間が掛かりそうな心臓は、ドクドクと鳴り続けていた。

早く暖を取りたくて、あたしは浴室を出た。


「さっむ~!耐えられへん。死ぬわ!」


「ユーナ?」



─ え?!

  マジ?



驚くのも当然。

玄関に立っていたのは


「リク‥。」


陸だった。


 
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