純愛♡ごっこ
アパートに戻ると、フウカは既に酔っていて、タッキーに絡んでいた。
タッキーが困っているように見えるのは、彼女に好印象を持たない、あたしの先入観のせいかもしれないけど‥。
あたしは、フウカを見ないことに決めて、奈月と陸と話していた。
「フウカちゃん、飲みすぎちゃう?家まで送ろか?」
「や~だ!今日は泊めて貰うんだもーん♪だから、みんな帰ってね~。」
フウカに抱きつかれたタッキーは、その拍子にビールを零した。
「サイアクやん!奈月ちゃん、ごめん!ダスターぷりーず!」
「ハイハイ♪」
奈月は立ち上がり、キッチンに向かった。