純愛♡ごっこ
 

「んでも、ユーナ‥。」


不服そうな顔をする陸。


「リク、ヤメとけよ。」


そんな彼を、タッキーが止めた。


「そぉそぉ♪ガキンチョは、口出さないの。タッキー、こっからだと駅まで何分くらい?道、教えてよ。」


タッキーが答えるより早く、陸は不機嫌な顔のまま


「オレが送るし。てか、送らせろ。」


って、言った。



─ 生意気‥

  でも、なんか可愛い♪



「ん♪じゃァ、お願いします。リクレッド♪」


「ハイ??」


あたしは寒い浴室で、ヨレヨレスウェットから着て来た服に着替えた。


 
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