純愛♡ごっこ
 

「ありがと。もう気にしないことにするわ。」


「うん♪それがイイよ。」


いつもの顔に戻った奈月に、あたしは、ホッと安堵した。


「あ!奈月、五千円ありがと♪」


「うん。」


「ちゃんと返すから。リクが♪」


あたしがペロッと舌を出す。


「え?なんでオレ?」


陸が大袈裟に驚く。


「リクとユーナちゃん、コントみたいやな。」


タッキーが笑って


「ほんまに♪」


奈月も声を出して笑った。


 
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