純愛♡ごっこ
 

片付けを終えて、ベッドに横になった。


ふと、陸の真剣な顔が閉じた瞼の内側に映る。


《正直なキモチ》と《服従》



─ 暴力を認めるなよ ─



─ ユーナ、ちゃんと考えろよ ─



深く考えると、頭がこんがらがって来る。



─ ま、いっか‥



あたしは、考えるのをヤメた。



気付くと部屋の中は真っ暗で、いつの間にか眠り込んでいたみたいで‥。

床で煩く着うたを響かせているケータイを、ベッドから手を伸ばして取った。


マミの番号がディスプレイに表示されていた。


 
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