純愛♡ごっこ
 

「麻雀?てか、まだケイ達と付き合いあるん?」


一気に食欲が減退した。


「あぁ、最近また付き合いしてるで。あかんか?」


シレッとした顔で答える彼に、とても悲しくなった。



あたしを騙したオトコと?

あたしをレイプしようとしたヤツ達と?



「あたしのこと心配して寝られへんかったって、ゆーてたやん。」


「そうや。寝られへんから、アイツら呼んで遊んでてん。俺、寂しがりやからな♪」


これ以上、彼を責めてもトラブるだけ。

あたしは、喉まで出掛かっていた言葉を飲み込んだ。



  ── 無神経 ──



 
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