純愛♡ごっこ
chapter.10 バレンタインデー
ふと、怒鳴り声で目が覚めた。
目覚めたんじゃ無い。
気付いたんだ‥。
でも、なんで?
なんで、シンは怒鳴ってんやろ‥
あたしには、なにがなんだか分からなかった。
「オマエ、キモいことばっかゆーてたらシバくぞ!!分かってんのか!?」
「なに?あたし、なんかゆーたん?」
「マジ、キモいぞ!夕凪。それとも、ワザと、そんなフリしてんのか?」
「だから、なに?ちゃんと教えてよ‥。」
シンは、彼が見たあたしの姿を話した。
まるで、男の子みたいだったと‥。