純愛♡ごっこ
2月になって、外は木枯らしが吹き荒んでいたけど、おなかの赤ちゃんは順調に育っていた。
四週に一回の検診の帰りに、マミとファーストフードの店に寄り、昼食を食べていた。
「あのさ、5月に結婚式するねん♪おなかが目立つ前のがイイからって。」
「マジ?良かったやん♪」
「だから、ユーナも来てくれる?シン君と。」
「うん♪モチロン!」
シアワセそうなマミに安堵して、あたしは返事をした。
─ 結婚式かァ‥
ちょっぴり羨ましかった。