純愛♡ごっこ
 

「あん時、可笑しかったね♪」


お馬鹿な悪戯を思い出して、あたし達は笑った。


「先生に呼び出された時は、ヒヤヒヤしたけど‥。」


「あたしが主犯てバレてたとこがオモロいやん♪でも、なんもゆーて来なかったし。てか、言えるワケ無いか♪」


その後、あたし達は、中学の頃の思い出話なんかをして、それぞれ帰路についた。



あの夜、叔父が怒鳴って来ることも覚悟の上だった。

けれど、叔父も何も言って来なかった。


きっと、あたしの仕返しなんて、変態には痛くも痒くもなかったんだろう。


 
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