純愛♡ごっこ
フウカは、頭の回転が早いんだろう。
言葉の意味を、理解したようだった。
「ありがとう‥。」
ショックを隠せない顔で、一言そう言うと、彼女は駅の方角へと歩き去った。
んなに、悪い子でも無かったんかな‥?
奈月には、相変わらずイジワルみたいやけど‥
「ユーナ♪」
階段から、奈月とタッキーが降りて来た。
「ブラブラになりやしたァ♪」
タッキーが嬉しそうに笑った。
「マジで?」
「うん♪」
奈月がシアワセそうに微笑んだ。