純愛♡ごっこ
 

「シンは器が小さいねん。お猪口くらいや♪」


あたしは、またシンの悪口を言って笑った。


変わらないシンの身勝手に不満を持ち続け、ストレスを感じていた。

日々のイライラを、マミに吐き出すことで、どうにかココロのバランスを取っているんだ。


不意に、マミが口を開いた。


「あたしら全然シてないよ‥。」


「え?なにを?」


「えっち。」


「マジで?」



恭介は、ことある事に言うんだって。


「30まで、結婚する気ィ無かったのに。」


って‥。


「俺は終わった。」


って‥。


そう言って、マミを責めるんだって‥。


 
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