純愛♡ごっこ
 

マミは、それでも、恭介と離れられないって言った。

状況は違っても、今の自分と似ているように感じた。


「一緒に住み出して赤ちゃんも生まれたら、恭介だって変わるよ。マミ、元気出して♪」


励ましてみたけど


「うん‥。」


マミは、まだ浮かない顔をしたままだった。



恭介もシンもジコチューやねん‥


自分ばっか可愛がって‥

相手を思いやるキモチが無いねん‥



あたしは、身勝手な男達に腹が立っていた。


だけど‥。


無理強いだとしても‥

抱きたいと思われるだけ、あたしは愛されてるのかな‥


そんな風にも感じていた。


 
< 292 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop