純愛♡ごっこ
マミは、それでも、恭介と離れられないって言った。
状況は違っても、今の自分と似ているように感じた。
「一緒に住み出して赤ちゃんも生まれたら、恭介だって変わるよ。マミ、元気出して♪」
励ましてみたけど
「うん‥。」
マミは、まだ浮かない顔をしたままだった。
恭介もシンもジコチューやねん‥
自分ばっか可愛がって‥
相手を思いやるキモチが無いねん‥
あたしは、身勝手な男達に腹が立っていた。
だけど‥。
無理強いだとしても‥
抱きたいと思われるだけ、あたしは愛されてるのかな‥
そんな風にも感じていた。