純愛♡ごっこ
 

ほんまに、もうイヤになる‥

あたしって、ココロが平穏でいられる時が無いやん‥



不満だらけの毎日。

けれど、それでもおなかの子は育ってくんだ。


「ばぶちゃん、ママ悲しい‥。」


夕暮れの町を曇ったココロを引きずるように、ゆっくりと歩く。


帰りたくない家に向かって‥。


そう‥。

家に向かったはずだったんだ‥。


────
 ─────
────


「次、なにして遊ぶ?」


「‥え?」



気付くと、あたしの目の前で‥、

陸が笑っていた。


 
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