純愛♡ごっこ
「今からユーナんち行きたいな。あかん?」
「イイけど‥、下ゴコロ無い?」
「俺は、紳士やからな。」
シンの言葉は、嘘じゃ無かった。
あたし達は、kissをして一緒に眠ったけど、彼は、カラダに触れたりしなかった。
翌日も、その次の日も、仕事を終えたシンは、あたしを美容室まで迎えに来て家に泊まった。
そして、四日目の夜。
彼と一緒に、いつものように外食をした。
「今日も泊まる?」
「そのつもりやで。」
その夜も彼はkissだけで眠った。
求めるつもりは無いけど‥。
─ 変な人‥
あたしは、なんだか焦(ジ)らされているような、焦燥感を感じていた。